鷹・工藤監督「全体的に良かった」 12投手登板の紅白戦どうだった?

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:福谷佑介】

キャンプで2度目の紅白戦、紅組7人白組5人が登板

 ソフトバンクは17日、宮崎キャンプ第4クール最終日を迎え、今キャンプ2度目の紅白戦が実施された。15日、16日と2日連続の雨で紅白戦が中止となり、この日は投手陣の登板を確保するためにイニングを伸ばして8イニング制で実施された。

「全体的に真っ直ぐもある程度投げられていたし、変化球もいいところに決まっていたと思います。全体的には良かったと思います」と試合後、工藤公康監督はこの日マウンドに上がった12投手の仕上がりぶりにうなずいた。

 後攻の白組では先発の和田毅投手が2回を投げて2安打1失点。立ち上がりいきなり川島の左前安打、周東の左翼フェンス直撃の適時二塁打で1点を奪われたが、そこから6人で2イニングを封じた。2番手の二保旭投手も2回を投げて1安打無失点と上々の内容だった。

 3番手の岩嵜翔投手は栗原に二塁打を許したが、得点は許さず1回1安打無失点。最速で147キロをマークしていた。4番手の嘉弥真新也投手は1回をパーフェクト、B組から紅白戦に参加した板東湧梧投手も2回を投げて1人の走者も許さぬ完全投球だった。

 先攻の紅組の先発はバンデンハーク。先頭の牧原にヒットを浴びたが、松田宣を遊ゴロ併殺打に打ち取り1回1安打無失点だった。2番手の東浜巨投手は1イニング目に2つの四球を出したものの、2回を投げて無安打無失点。最速で145キロをマークしていた。

 3番手の石川柊太投手は松田宣、バレンティンに連打を許したが、無失点。続く泉圭輔投手、高橋純平投手もそれぞれ四球は出したものの、無失点に封じた。6番手のドラフト3位ルーキー津森宥紀投手は松田宣に安打を浴びたが、明石を併殺に切って無失点。B組から参加した杉山一樹投手は最速150キロをマークして、1イニングをパーフェクトに封じた。

 野手では二塁手を争う牧原大成内野手と周東佑京内野手が共に1安打ずつ。周東が1打席目に左翼フェンス直撃の適時二塁打を放つと、その裏に牧原も負けじと左前安打を放った。また松田宣浩内野手が第2打席、第3打席で安打。ヤクルトから加入したウラディミール・バレンティン外野手はどん詰まりの“三塁前ポテンヒット”で“移籍後初安打”を放った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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