日ハム中田、天井裏通過の“珍二塁打”「ラッキー」も「入るとこ、ちげーよ!」

グラウンドルールでの二塁打に「紙一重というか、ミスショットというか…」

 日本ハムの中田翔内野手が20日、本拠地でのオリックス戦で打球が天井裏を通過する“珍二塁打”を放ち「入るとこ、ちげーよ!」と苦笑いした。

 2点リードで迎えた5回、先頭で打席に立つと、オリックス・吉田一の直球を左翼へ高々と打ち上げた。平凡なフライに見えたが、打球は天井裏に一度消え、数秒後に違う場所から出てきて、三塁ベース後方に落下。グラウンドルールで二塁打になった。

「真芯? そうだね。紙一重というか、ミスショットというか。惜しい、もったいないね」と完ぺきな当たりを数ミリ差で逃したことを悔しがった。

 一方で幸運も痛感した。「ラッキーだった。あれが二塁打になるんだから。天井に当たるなんて思わなかったから一塁に走ったら、何だかざわついていて。それで初めて入ったとわかった感じ。5年前の巨人戦でもあったかな。でも、俺でもそんなに当たらないよ。きょうはたまたま」と笑った。

 この二塁打は追加点にはつながらなかったものの、チームは7-3で勝利して連勝。「調子がいい選手は継続していいし、ピッチャーも一生懸命頑張った。すごくいい試合だった」と満足そうに球場を後にした。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY