え、これで退場? 打者もポカン、米大学野球の“悲劇”が話題「奇妙な流れで…」
右手に持ったバットで土を背後に払いのけると…まさかの退場処分に
米大学野球で“謎すぎる”退場劇があり、話題となっている。打者が地面の土を背後に払いのけただけで無情の退場宣告。米メディアはその瞬間の動画も公開している。
打者もポカンとするしかなかった。14日(日本時間15日)に行われたNCAAディビジョン1のミシガン-バンダービルト戦の9回。ミシガンのジミー・オーバートップは、バンダービルトのタイラー・ブラウンの内角球を体を引くようにして見送った。しかし、判定はストライク。右手に持ったバットを後ろに引くようにして土を払った。
すると、審判は退場を宣告。オーバートップは驚きを隠せず、バットを持っていない左手を広げるしかなった。この瞬間の映像を米メディアSBネーションのクリスチャン・ダンドレア記者が公開。米ケーブル局「ESPN」は「ミシガンの1年生が奇妙な流れで退場処分に」とのタイトルをつけ、「ミシガンの指名打者であるジミー・オバートップは、ストライクコールの後に(バットで)土を背後に払いのけ、審判から退場宣告される事態につながった」と伝えた。
メジャーリーグではかつて、マリナーズ時代のイチロー外野手がボール球をストライクと判定され、ストライクゾーンを示すようにバットで地面に線を引いて退場を宣告された。明らかな“誤審”に対するイチロー流の異議だったが、オーバートップの仕草も不満を示す動作に見えたのか……。
なお、試合はミシガンが4-3で勝利。この退場劇が敗戦につながらなかったことはせめてもの救いと言えそうだ。