ア軍サイン盗みでファンが球団を訴える 年間チケット価値の下落で約1億円を要求

2017年世界一に湧いたアストロズのファンたち【写真:Getty Images】
2017年世界一に湧いたアストロズのファンたち【写真:Getty Images】

アストロズの年間チケットを購入しているファンが球団を訴える「集団訴訟である」

 メジャー史上最大のスキャンダルと言われるアストロズのサイン盗み問題。3人の監督が解任され、謝罪会見を行ったがメディア、他球団の選手から“総攻撃”を受け騒動が収まる様子はない。そんな中、ついにファンも動き出したようだ。

 ヒューストンの地元TV局「ABC13」は「アストロズのシーズンチケットホルダーが球団に100万ドル(約1億970万円)を要求して訴えた」と伝えている。年間チケットを購買したファンが今回のサイン盗み騒動によってチケットの価値が落ちたことを理由に裁判を起こしたという。

 テキサス州のハンブルに住むアストロズファンのアダム・ウォーラックさんは「過去3シーズンと今季のチケットの価値が減少した」と主張し、記事ではウォーラックさんの弁護士を務める、ミッチェル・トゥープス氏のコメントを紹介。

「この訴訟は、2017年、2018年、2019年、2020年のシーズンチケットホルダーのための集団訴訟である」

 サイン盗みが発覚する前のアストロズ戦は“プラチナチケット”として高騰する傾向があり、年間のシーズンチケットを手にしているファンにとってはその価値が“下落”したと考えているようだ。

 記事では訴状の内容について「アストロズがサイン盗みを行っていたことを知りながら、ファンを騙してシーズンチケットに過剰な値段を請求した」と伝えている。今回の裁判ではチケットの価値が減少したことで約1億円、そして今後2年間、シーズンチケットの値上げを行わないことを訴えている。

(Full-Count編集部)

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