ヤ軍ジャッジが豪快な守備で魅了 右中間へのライナーをダイビングキャッチ
一塁走者は戻れずダブルプレーに
ヤンキースで大ブレーク中のアーロン・ジャッジ外野手が、21日(日本時間22日)のレイズ戦で守備で魅せた。
3-2と1点リードで迎えた6回。無死一塁の場面でレイズ主砲のロンゴリアが右中間に痛烈なライナーを運んだ。長打で同点かと思われたが、ジャッジがライトの守備位置から打球を追うと、最後は体を投げ出してダイビングキャッチ。ロンゴリアのヒット、そして打点をもぎ取った。
一塁走者のディッカーソンは打球が抜けると判断しており、三塁に到達したところでジャッジが捕球したことを確認すると呆然。ボールはジャッジから遊撃グレゴリウス、一塁カーターへと送られ、ダブルプレーとなった。
MLBの解析システム「スタットキャスト」によると、ジャッジはライトの定位置から79フィート(約24.1メートル)を4.6秒で走破。キャッチする確率は26%だったという。
ジャッジはデビュー2年目の今季、MLBトップの15本塁打をマーク。打率.321、30打点で、OPS(出塁率+長打率)1.128はエンゼルスのマイク・トラウト(1.223)に次ぐア・リーグ2位と圧巻の活躍を続けている。
ただ、この日は圧倒的な身体能力を生かした豪快な守備でファンを魅了。MLB公式ツイッターは「ジャッジがホームランをぶち込むのは確かだ。ただ、彼の守備についても語ろう!」という文言とともに、この日のプレーを動画で紹介。「スタットキャスト」はこのプレーに4つ星をつけた。
デレク・ジーターが引退後、ヤンキースに不在だった待望の生え抜きスーパースター候補。すでに名門球団の「顔」となりつつある。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count