前田健太は「幸せ」、ツインズは有望株との「別れに納得」 Win-Winの移籍劇に?
米メディア「彼はローテーションに入る先発投手」
前田健太投手はドジャースから交換トレードでツインズに移籍した。前田は投手陣のスプリングトレーニング2日目から合流し、既にブルペン入り。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は新天地での充実ぶりを伝えている。
同メディアによると、17日(日本時間18日)時点で63選手がツインズのスプリングトレーニングに参加中。開幕ロースターの座が固まっているところとそうでないところで差があるとし、その中で前田は「ミネソタで幸せを感じている。彼はローテーションに入る先発投手だからだ」と伝えている。
前田はドジャースでの4年間、先発としてシーズンをスタートするも、ここ3年間はシーズン途中で救援へ配置転換されてきた。プレーオフでは救援で活躍し、特に昨季は4試合に登板して4回2/3を防御率0.00、1安打7奪三振と圧巻の投球。しかし、本人は先発希望とあり、複雑な心境だったようだ。
一方ツインズは先発の枚数が足りず、今回のトレードではブラスダー・グラテロル投手ら若手有望株2選手、ドラフト指名権を手放したが、そうしてまでも前田を手に入れたかったのだ。
「マエダは非常に素晴らしい投手で、チームにとって極めて好都合な契約を結んでいる。そのコンボがあるからこそ、彼と2023年まで契約するために、グラテロルに別れを告げることにツインズは納得したのである」と解説している。先発が欲しかったツインズと先発希望の前田。お互いの思いが“結実”した今回のトレードだったようだ。
(Full-Count編集部)