“サイン盗み”アストロズの選手が強気発言で物議 「勝って、みんなを黙らせる」

アストロズのジョシュ・レディック【写真:Getty Images】
アストロズのジョシュ・レディック【写真:Getty Images】

相次ぐ他球団選手からの非難の声に…「今度は彼らが反抗的になってしまった」

 アストロズのサイン盗み問題について、他球団の選手たちが続々と非難の声を上げている。キャンプ地で行われた謝罪会見や、その翌日にカルロス・コレア内野手がホセ・アルトゥーベ内野手を擁護したことが火に油を注ぐ形となったが、米紙「ワシントン・ポスト」は19日(日本時間20日)にアストロズの他選手の声も紹介。「勝って、みんなを黙らせる」という強気の発言で、物議を醸しそうだ。

 米ヤフースポーツは「ワシントン・ポスト」の記事を引用する形で特集を掲載。「アストロズが、批判者に対して反撃:『僕らは、堂々とプレーして、勝って、みんなを黙らせる』」とのタイトルで、ランス・マッカラーズJr.投手、サイン盗みのシステム使用を拒否したとされているジョシュ・レディック外野手の“主張”について報じている。

 現在、メジャーはアストロズのサイン盗みの話題で持ちきりで、メディアの取材に応じた選手が次々と非難の声を上げる事態となっている。この日は、2017年に当時在籍していたマーリンズで59本塁打を放ったジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)が「2017年に、もし、どんな球種が来るかが分かっていたら、僕は80本以上ホームランを打てたと思うよ」と発言。「彼らはバレたから、ソーリーって言ってるだけ」と誠意が感じられない謝罪にも怒りをにじませていた。

 こういった声にレディックとマッカラーズJr.が“反撃”した。米ヤフースポーツは「オフシーズンのメインストーリーは、アストロズのサイン盗みスキャンダルだが、キャンプが始まり、多くの選手たちがこのことに言及している。アストロズの選手たちは、(そのことは忘れて)前に進みたいと思っているが、なかなかそれができない」とした上で「そこで、今度は彼らが反抗的になってしまった」と言及。「外野手のジョシュ・レディックは、そのうちの1人だ。ワシントン・ポストによると、サイン盗みスキャンダルは、アストロズが他のチームに勝つことによって吹き払うことができると彼は考えているようだ」として、「ワシントン・ポスト」での発言を伝えている。

「いつかは、気にすることを止めて、前に進まないとね」

「僕らは堂々とプレーして、試合に勝って、みんなを黙らせる」

 サイン盗みをせずに勝つことによって、批判は収まるとの考えを示したというのだ。

マッカラーズJr.は「前に進む」と発言も…記事ではバッサリ「この状況で助けにならない」

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