NPB入りは再来年以降? 米国人左腕の来日は消滅も「日本を愛している」
ヤンキース残留のカプアーノ、「キャリアのあるうちに日本で投げる」
ヤンキースと1年契約を結んだクリス・カプアーノ投手が、2016年シーズン以降に日本プロ野球に挑戦する意向を明らかにした。地元ラジオ局「シーラス・XM´s メジャーリーグベースボール・ラジオチャンネル」に出演。再来年以降の見通しについて語っている。
親日家として知られる36歳のベテラン左腕は、日米野球でMLBオールスターの一員として来日。11月11日の阪神・巨人合同軍戦では4回1安打無失点と快投した。また、同16日の侍ジャパン戦でも5回4安打1失点と好投。いずれも勝利投手となり、“2勝”を挙げた。その際に、日本でのプレーを望んでいることが報じられていた。
帰国後には、地元ラジオに出演し「2006年から(日本でのプレーに)興味をそそられていた。私たちは検討している」と明言。来季、日本のマウンドに上がる希望を持っていることに言及していた。だが、12月16日には急転、今季途中から所属していたヤンキースと1年500万ドル(約5億9000万円)で再契約を結んだ。
「私は日本を愛している。でも、もしもニューヨークのような大都市で投げられるチャンスがあるとしたら、日本に傾いていたどんな気持ちにも勝ってしまうよ。キャリアのあるうちに日本で投げることは否定しないが、ヤンキースのために素晴らしい契約でプレーするチャンスがあるのなら、見過ごすことはできなかった」