ジラルディ監督が反省のベース掃除!? 退場劇での癇癪を笑顔で仕切り直し
21日レイズ戦で退場処分後、球審への抗議でホームベースを土で覆う
ヤンキースのジラルディ監督が22日(日本時間23日)、本拠地でのロイヤルズ戦で“仕切り直し”のホームベース掃除を行った。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が伝えている。
事の発端は20日(同21日)敵地レイズ戦だった。この日、5回に球審のストライク判定に異議を唱えたロスチャイルド投手コーチが退場処分となった。これに激怒したジラルディ監督は、ベンチから飛び出すと球審に猛抗議。自身も退場が告げられると、ホームベースを土で覆い隠す“癇癪”を起こした。試合後の会見で“癇癪”を起こした理由を問われた指揮官は、やや開き直りながら「腹が立っていたからだ」と即答。だが、名門球団の監督が起こした、まさかの行動は大きな話題を呼んだ。
そしてこの日、試合前のメンバー表交換には、普段通りペーニャ一塁コーチが出掛けたが、本塁付近で笑顔で会話を交わした審判団はヤンキースのダグアウトを向き、ジラルディ監督を手招き。バツの悪そうな笑顔を浮かべた指揮官はホームベースへ駆け寄ると、ホームベース上の土を手で払う“反省”の掃除。拍手に送られてダグアウトへ戻ったジラルディ監督に、笑顔の審判団からはサムアップのジェスチャーが送られた。
子供ビックリの癇癪を世間にさらしてしまったジラルディ監督だが、審判団の粋な計らいで“仕切り直し”に成功。試合も4-2で勝利し、笑顔が止まらない様子だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count