ロッテが鬼門ヤフオクDで先手許す…1軍復帰の石川が失策からみ2点献上

先制タイムリーのデスパイネ「ランナー全部返そうと思って」

 開幕3連敗を喫した鬼門・ヤフオクドームで、いきなり先手を奪われた。借金19の単独最下位に沈むロッテが、初回にいきなりビハインドを背負った。

 初回。4月18日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来の先発となった石川が、味方に足を引っ張られた。先頭の本多を遊ゴロに打ち取ったものの、これを遊撃・大嶺翔が弾く失策。続く今宮に犠打を決められ、柳田は左飛。4番の内川とは勝負を避けて四球で歩かせて2死一、二塁とすると、勝負として選んだデスパイネに強烈な打球で遊撃の左横を抜かれる中前適時打を許した。

 昨季までのチームメイト石川を打ったデスパイネは「前のウッチー(内川)が敬遠だったので、ランナー全部返そうと思って打席に入りました。まず先制点取れて良かったです」と喜んだ。

 さらに続く中村晃にも適時打を許して、2点の先制点を献上した。

 この日は石川に加えて、4月13日に登録を抹消されていた角中も1軍復帰し、スタメンに名を連ねたが、今季1勝8敗と天敵のソフトバンクに、いきなりリードを奪われる苦しい展開となった。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY