ヤンキース、新トレーナー招聘も故障者続出… NY記者呆れ「解雇する時が来た」
故障者対策に新スタッフ登用も、パクストン、ジャッジ、セベリーノが故障
ヤンキースのルイス・セベリーノ投手は20日(日本時間21日)、右前腕痛で調整を中断し、21日(同22日)に精密検査を受けることが決まった。スプリングトレーニングは始まったばかりだが、すでにパクストン、ジャッジに続いて主力3人目の故障者。昨季も故障者に悩まされた名門だが、この事態に地元記者たちも呆れているようだ。
昨季はセベリーノ、スタントン、ヒックスと主力が次々に離脱し、一時は10人以上が故障者リスト(IL)入り。それでも103勝をマークして地区優勝を飾ったが、事態を重く見た球団は今季からパフォーマンスコーチとしてシャーザーやクルーバーを指導した実績を持つエリック・クレッシー氏を迎え入れていた。
しかし蓋を開けてみると、スプリングトレーニングも始まっていない6日(同7日)に昨季15勝のパクストンが腰の手術で開幕絶望に。主砲ジャッジも18日(同19日)に肩の痛みを訴え、オープン戦の開幕に遅れそうだ。そして2018年に19勝を挙げたセベリーノも続いた。
この状況に、地元メディア「NJ.com」でヤンキース番記者を務めるランディ・ミラー氏は、自身のツイッターで「オープン戦はまだ始まってさえいない。ヤンキースが新しく雇ったトレーニングスタッフを解雇する時が来たのでは?」と指摘。ダン・フェデリコ記者も「これはトレーニングスタッフの問題だったのだろうか?」と疑問を呈している。
投手史上最高額となる9年総額3億2400万ドル(約363億円)でコールを獲得したヤンキース。2009年以来の世界一を目指すシーズンとなるが、なんとも不穏なスタートとなっている。
(Full-Count編集部)