鷹・周東、サイクルならずも3安打　OP戦1号含む活躍は工藤監督も“予想外”!?

初回に三塁打、3回に3ラン、5回に右前安打と3打席連続安打

■ソフトバンク 10-4 オリックス（オープン戦・23日・SOKKEN）

　ソフトバンクの周東佑京内野手が成長を示す3本の安打を放った。23日、宮崎市のSOKKENスタジアムで行われたオリックスとの今季初のオープン戦。「1番・二塁」で出場した周東はオープン戦チーム初本塁打となる3ランを放つなど3安打3打点と結果を残した。

　初回の第1打席、オリックス先発の荒西からいきなり三塁打。MLBで4度のゴールドグラブ賞受賞経験のある右翼アダム・ジョーンズの頭上を破る一打を放つと、3回の第2打席では右翼スタンドへ。連打のリチャード、栗原を塁に置き、先制の3ランを放った。

　さらに5回の第3打席では右前安打を放ち、3打席連続安打。二塁打を残してサイクル安打に王手をかける活躍ぶりに、試合後は「あれだけ打てなかったのに、オープン戦1試合目で打てて良かった。追い込まれたら後手後手に回ると思って、仕掛けて行こうと思っていた」と振り返った。

　残る2打席は凡退し、オープン戦といえど、サイクル安打達成はならず。「めちゃくちゃ意識しました。狙ったらダメですね」と試合後は苦笑いだった。

　牧原らと二塁手のレギュラーの座を争う周東。バッティング面が最大の課題とされていたが、この日は3安打と大活躍した。工藤公康監督も「1番の役割を出してくれた。周東が出塁したら盗塁とか、走る機会を多くしたいと思っていたんだけど、それを上回るバッティングでした」と“想定以上”の働きに脱帽だった。