筒香嘉智、“出塁率10割デビュー”に指揮官も手応え　「成功を手にしてほしい」

指揮官は筒香を攻守両面で称賛「良かったよ」

■レイズ 9-7 ヤンキース（オープン戦・日本時間24日・シャーロット）

　DeNAからレイズへ移籍した筒香嘉智外野手が23日（日本時間24日）、本拠地でのヤンキースとのオープン戦に「5番・左翼」でスタメン出場。1打数1安打1四球と“出塁率10割”デビューを飾った。試合後にケビン・キャシュ監督は「ヨシにとって良かった。ヒットを打ち、出塁し、左翼で安定していた。良かったよ」と攻守の両面で存在感を発揮したことを称えた。

　指揮官は「2打数無安打だったとしても彼への印象は変わらなかったし、1打数1安打1四球でもそれほど違うように感じるわけではないが、選手にはいつでもちょっとした成功を手にしてほしいし、彼はそうだったよ」と結果によって信頼が揺らぐとこはないとする一方でしっかりと数字を残したことに満足した様子だった。

　さらに、「最初のタイムリー二塁打の処理が良かった。捕球して、カットオフマンに投げていた。まだポジショニングについては始めていないが、彼は自分がプレーするポジションにおいて周囲をよく把握しているようだ」と、筒香のDeNA時代から慣れ親しんだ左翼で魅せる、そつのないの守備を称賛した。

　筒香にとって念願の“メジャーデビュー”となったこの試合、攻守両面に渡ってしっかりと存在感を示したようだ。

（木崎英夫 / Hideo Kizaki）