ソフトB工藤監督、7失点の中田に「コメントしようがない」「もう聞くなよ~」

中田に関する質問に困った表情の指揮官

 25日、ソフトバンクは7-12でロッテに大敗。先発の中田賢一は2試合連続で7失点KOとなり、試合後の工藤公康監督もため息まじりに「しっかり投げきれるか、投げきれないかだろう。コメントのしようがないよ」と語るしかなかった。

 試合後の会見の第一声は「打線はよくがんばったよ」だった。中盤までに大量リードを許しながら、終盤3イニングで得点を重ねた打線をねぎらった。

 しかし、中4日の先発登板で4回7失点の中田については、力なく「横(ベンチ)から見ていて高いというか甘いというか、わかんないよ」と呆れたような表情で言葉を絞り出した。

「中4日がどうのではないと思うよ。攻めているか、そうじゃないか。ミーティングしたことをしっかり(マウンドで)出さないと1軍で投げている意味がない。先発がこうなれば当然勝ちパターンの中継ぎを投げさせるわけにもいかないし、あとの投手が1点でも少なくしていかないとこういうゲームになる」

 その後も中田について尋ねようとする報道陣に、半笑いに近い困った表情を浮かべながら「もう聞くなよ~」と言って監督室に歩みを進めた。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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