ホークスが乱打戦制して3連敗阻止 打線爆発も先発は4戦連続5回持たず

デスパイネの14号3ラン、松田9号、内川11号と3度のアーチ

 ソフトバンクが大荒れの大乱戦を制し、このカード1勝1敗と星をタイに戻した。27日の日本ハム戦(札幌D)。両チーム合わせて29安打が乱れ飛び、21点を奪い合う激戦となったが、なんとか白星を掴んだ。

 序盤、一気にリードを奪った。初回にデスパイネの14号3ランなどで4点を先制すると、3回には柳田、中村晃の適時打と松田の9号2ラン、4回には内川がここ5試合で4発目となる2ランを放ち、4回までに11点を奪った。

 だが、投手陣が踏ん張れない。この日は、3年目の松本がプロ初先発。だが、生命線のコントロールを発揮できなかった。初回に3つの四球を出すなど2失点。4回にも1点を失うと、5回には5本の長短打を許して4失点。4回1/3を投げ、9安打5四球6失点でKOされた。

 代わった石川も2安打1失点と、その差を一時4点まで詰められて冷や汗をかいたが、またも打線が投手陣を救う。7回に上林の適時打、今宮の押し出し四球で2点を奪って、再びリードを広げた。

 松本のKOで、チームとしては先発投手が4試合連続で5回もたずにノックアウト。苦しい台所事情の中、6回から森が2イニング、8回からは、不在のサファテの代役として守護神を務める岩崎が2イニングを投げる決死のリレー。リードを守り抜き、連敗を2で止めた。

 日本ハムは先発の有原の出来が、最大の敗因だった。初回に4点、3回にも4点を奪われる大炎上。3回8安打8失点で今季最短KOとなった。打線は8点を奪ったものの、序盤の大量ビハインドが響き、7回に奪われた2点でトドメを刺された。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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