ソフトB工藤監督、交流戦前に投手に注文「もう少ししっかり投げてほしい」
序盤で大量11点を奪うも、継投で勝利を死守
ソフトバンクは27日、敵地での日本ハム戦に13-8で勝利。両軍合わせて29安打の乱打戦を制した工藤公康監督は「みんなが打つという思いで一つになった」と評価した。
打線は初回にデスパイネの3ランなどで4点を奪い、3回には松田の2ラン、4回には内川の2ランと爆発力を見せた。序盤で11点と大量得点も、プロ初先発の松本裕の制球が定まらず、日本ハムの猛追を許す展開に。プロ初勝利の権利目前の松本裕を4回1死で諦めると、5回に石川、さらに五十嵐まで投入した。終盤は森、岩崎に2イニングずつ任せてリードを死守。「今日は総力戦。バッターも打っていたので、ものにしたかった」と振り返った。
2試合連続2桁安打を許した投手陣には苦言を呈した。「交流戦から6連戦が続くので先発には少しでも長いイニングを投げて欲しい。後ろの3人以外のリリーフももう少ししっかり投げてほしい」。30日から始まる交流戦を前に注文をつけた。
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石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa