かつての“日本キラー”金廣鉉、先発枠入りへ2回3K無失点「アグレッシブに」
カージナルス金廣鉉が2回3奪三振無安打無失点と好投、OP戦は計3回5K無安打無失点
■マーリンズ 8-7 カージナルス(オープン戦・日本時間27日・ジュピター)
韓国プロ野球(KBO)のSKワイバーンズからポスティングシステムを利用してカージナルス入りした韓国人左腕、金廣鉉投手が26日(日本時間27日)、米フロリダ州ジュピターで行われたマーリンズとのオープン戦で“先発デビュー”。2回を投げ、無安打無失点、3三振を奪う快投を見せた。
初回、2番のアンダーソンから空振り三振を奪って3者凡退。2回も4番・アギラール、6番・ディアスを空振り三振に仕留める快投を演じた。23日のメッツ戦では5回から救援して1回2奪三振無安打無失点と好投。AP通信は「金廣鉉は、1回には、オフスピードのボールのコントロールに苦しんだが、2回にはリズムを見つけた。彼はカーブと速球とをうまく交ぜて、打者をオフバランスにした。マーリンズは金廣鉉に対して、内野の外へ打つことが出来なかった」と打球を外野へ1球も飛ばさせなかったことを伝えた。金廣鉉は「メッツ戦で初めて投げた時より、今日は緊張していた。準備するための時間がたくさんあったので、それで緊張してしまった。メッツに対して投げた時は初めてだったので辛抱強く投げた。今日はストライクゾーンにもっとアグレッシブに投げた。相手もとてもアグレッシブだった」と振り返っている。
かつての“日本キラー”はKBOで通算136勝をマーク。昨季は17勝6敗、防御率2.51の成績をあげ、2年総額800万ドル(約8億7600万円)でカージナルス入り。チームでは貴重な先発左腕で、先発ローテーション入りが期待されている。
(Full-Count編集部=AP)