オリックス、ヒヤヒヤの連敗脱出 福良監督「これで変えていかないとダメ」
駿太の好返球で試合終了、連敗9で止めて5月はようやく4勝目
最後までヒヤヒヤだった。5月は球団ワーストタイの月間19敗を喫しているオリックスが、28日のロッテ戦で2-1の逆転勝ち。連敗を9で止め、5月はようやく4勝目となった。
0-1の7回、若月のタイムリーで同点とし、代打・宮崎の内野安打で勝ち越した。9回は2死から平野が大嶺翔に二塁打を浴び、荻野貴には中前に運ばれたが、駿太のレーザービーム送球で大嶺翔が本塁憤死。待望の白星を挙げた。
福良監督は「山岡がいいピッチングをしてくれた。(武田が送りバントを失敗した7回に左前打でつないだ)安達も若月も何とかしようというのが見えた。前に飛ばせば何か起こる。これで変えていかないと、ダメですね。これで選手もちょっとは力が抜けたでしょう」と安堵した。
二ゴロ、空振り三振、遊ゴロに終わった3番の小谷野が、6回の守備から伊藤に交代。「体調不良で心配ですね」と不安の種は尽きないが、交流戦のヤクルト戦を前に何とか白星を掴んだ。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono