メジャーNO1遊撃手、三遊間最深部から驚愕送球「ジーターより全然スゴイ」
三塁方向に流れながらジャンピングスロー、MLB公式サイトは「簡単さ」
エンゼルスのアンドレルトン・シモンズ内野手が27日(日本時間28日)の敵地マーリンズ戦で驚愕の守備を見せた。しかし、MLB公式サイトからは「簡単」と評価されている。
1点リードで迎えた初回。1死からマーリンズの大砲スタントンが三遊間の深い位置にゴロを打つ。遊撃のシモンズはこの打球に追いつくと、三塁方向に体が流れた状態でジャンプしながら一塁へ投げた。ダイレクトで一塁手プホルスのグラブにピタリと収まる矢のようなストライク送球。悠々アウトに仕留めた。
地元テレビの実況は「とんでもないプレー」と表現し、試合序盤での美技に敵地マーリンズパークもざわめいた。ただ、この送球を動画付きで紹介したMLB公式サイトは「アンドレルトンなら簡単なもんさ」と紹介している。
とてつもない身体能力の持ち主が集まるメジャーの遊撃手の中でも、NO1の守備力を誇ると言われているシモンズ。圧倒的な守備範囲はもちろん、肩の強さは抜群で、どんな位置からでもレーザービームのようなボールを一塁に投げることができる。この場面も、ほぼ三塁の位置、しかも逆方向に体が流れた状況ながら、ジャンプして一塁に矢のような送球。同じようなプレーは、元ヤンキースのデレク・ジーター氏が現役時代によく見せたが、ツイッターでは「ジーターより全然スゴイ」とコメントするファンもいた。
限られた選手しか出来ない難易度の高いプレーも、シモンズだったら「普通」。そう言わせてしまうほど、メジャーNO1遊撃手の守備力はずば抜けている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count