東京五輪にメジャー40人枠選手が出場可能に ベンチ入り26人は除く、MLBと選手会が合意
3月の予選会から適用、五輪期間もメジャーは通常通り開催
これまでオリンピックへのメジャー選手の出場を認めていなかったMLBだがついに態度を軟化させたようだ。MLBと選手会はメジャー出場の前提となる40人枠に入る選手が東京オリンピックとその前に行われる2つの予選大会でプレーすることに合意したという。MLB公式サイトが伝えた。
メジャーリーグは五輪期間中もレギュラーシーズンを実施するため、これまでは40人枠に含まれる選手の出場を認めてこなかった。そのため出場権をめぐって争われた昨年の「プレミア12」ではアメリカチームにエンゼルスのジョー・アデル外野手のようなマイナーのトッププロスペクトは出場したものの、メジャー40人枠の選手は入っていなかった。
今回の新ルールにより、メジャーでプレーするトッププロスペクトのみならずMLBのベテランなども代表に入ることが可能になった。ただし出場可能なのはベンチ入りする26人枠には入ってない選手のみで、大谷翔平投手のようなレギュラー選手の出場は現実的ではない。
直近では3月22日から26日にアリゾナで行われる予選大会がその対象になる。アメリカは「プレミア12」で出場権を獲得できなかったため予選会を戦うが、4月の初めに行われる台湾での最終予選前まで2回、出場権獲得のチャンスを残す。もし出場権を獲得できれば、東京オリンピックでは日本にとって手強い相手となるだろう。
(Full-Count編集部)