米国で逞しく生き抜く川崎宗則 その支えとなる地元鹿児島の方言とは
アメリカで「チェスト」と絶叫してきた川崎
地元に誇りを――。川崎宗則の鹿児島の方言が熱い。
カメラの前で数多くのパフォーマンスを見せてきた川崎宗則内野手。ホークス時代からお立ち台で絶叫パフォーマンスを披露してきたが、メジャーに行ってもマイクを握れば、すぐに人気者に。そんな川崎がアメリカでも言い続けている言葉がある。「チェスト」というフレーズだ。
「それは辞書で調べて見てください」「説明するとかなりの時間がかかります」
川崎はいつも自分の口から説明することはしない。どうやら、川崎の故郷・鹿児島県に昔から伝わる言葉のようで、いつも、気合に満ちた表情で「チェスト!」と叫んでいる。野球とは無関係ではなさそうだ。
「チェスト」には諸説ある。中でも一番有力なのは、剣術、居合の時のかけ声だという。自分に気合を入れる意味でも、「チェストーーー」と大きな声で叫ぶ。つまり「行くぞ!」「やるぞ!」「えい、やぁー」といったようなことを指すという。団結して苦難に立ち向かうという鹿児島県警察のマスコットキャラクターの名前にも「チェスト」が使われているほどだ。