ロッテ新外国人サントスが実戦デビュー 5タコも“走り打ち”披露に歓声

2軍日本ハム戦で元メジャー村田と対戦

 ロッテの新外国人ロエル・サントス外野手が30日のイースタン・リーグ日本ハム戦で実戦デビューし、5打席無安打に終わった。

 日本ハムの先発は米国から7年ぶりに日本球界に復帰した村田。第1打席は116キロ高めスライダーを二ゴロ、第2打席は真ん中の甘い直球を打ち損じ、最後は外角ツーシームをひっかけて二ゴロ。3打席目もスライダーに合わせ損ねて三飛に終わった。

 スタンドを一番沸かせたのは、代名詞の“走り打ち”を見せた第4打席だ。「自分のスタイルだし、アグレッシブなプレーをしたかった」とサントスだが、三塁線を割るファールで結局三邪飛に倒れた。

 サントスは試合後「思っていた以上のプレーはできなかった。まだ100パーセントの状態ではない。日本のピッチャーはストライクからボールになる球など、やはり変化球がいい。試合に出ながら(状態を)上げていきたい。脚の状態を完全にすること。日本のピッチャーを知ること。感じは良くなっている。明日出ろと言われれば、自分のやることをしっかりやるだけ」と、準備は整ったことをアピールした。

 伊東監督は、早ければ31日阪神戦からのベンチ入りの可能性を示唆していたが、2軍戦の結果を受け、どう判断するか注目される。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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