鷹バレンティン、OP戦初アーチも4回の激走生還を自賛「あんないいプレーを続けたい」
工藤監督も走塁を称賛「あの一生懸命のプレーを評価したい」
■ソフトバンク 4-1 阪神(オープン戦・1日・PayPayドーム)
ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手が1日、阪神とのオープン戦(PayPayドーム)で先制の特大弾を放った。
バレンティンは、四球の今宮健太内野手を一塁に置いて迎えた第1打席。阪神のジョー・ガンケル投手の初球のスライダーをきれいに振りぬくと、打球は大きな弧を描いてレフトスタンド中段に着弾した。宮崎でのロッテとの練習試合で“移籍1号”は放っていたが、オープン戦1号が本拠地PayPayドームでの1号となった。
「完璧。最高の気分ですね」とバレンティン。「ファンがいるのといないのでは全然気分が違うよ」と、無観客試合の虚しさを感じながらもきっちりと4番の仕事をしてみせた。セ・リーグにはなかった指名打者としての出場には「しっかり準備をすることが大事」と、スイングで体を温めて試合に臨むという。
4回裏には四球で出塁した後、松田宣浩内野手のライト線への長打で激走を見せ、一塁から一気にホームに滑り込んだ。「走塁としても良くできたと思う。あんないいプレーを続けたい」と自画自賛すれば、工藤公康監督も「あの一生懸命のプレーを評価したい」と称えていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)