ロッテ新外国人サントス初打席で走り打ち決まらず「毎回同じことはしない」

伊東監督のサントス評「どうですかね。まだ何とも」

 ロッテの新外国人ロエル・サントスが31日に出場選手登録され、阪神戦(ZOZOマリン)に初登場した。

 5回から2番の荻野貴に代わってセンターの守備に就き、「興奮してテンションが上がった」と言う。7回の初打席では、能見の初球と2球目のフォークにいきなり走り打ちの構えを見せたが、見送りストライクと空振り。カウント1-2から4球目のフォークは普通に打って空振り三振と空回りで、9回の第2打席目も遊ゴロに終わった。

「(能見は)いいピッチャーで、何とか出塁しようと、ああいう打席になった」とサントス。「毎回同じことはしない。この打席で(走り打ちを)やったらいいと自分で思ったらやるだけで、常に打球に対して強いコンタクトを心掛けている」と話した。

 伊東監督はサントスに関して「どうですかね。まだ何とも」と語り、6月1日の阪神戦のスタメン出場についても「これから考えます」と言葉を濁した。

 まずは日本のピッチャーに慣れること。結果を出すのには、かなりの時間がかりそうだが、「どんどん日本のピッチャーを知っていきたい。今日はうまくいかなかったが、脚も生かしたい。1打席1打席、守備でもチームの雰囲気を上げていくプレーをしたい」と、ムードメーカーへの強い意欲を示した。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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