世界一軍団の32歳ベテランが二刀流挑戦 GM「オオタニのような才能が必要」
32歳のベテランJB・シャックがオープン戦で外野手と投手の二刀流に挑戦中
ナショナルズのスプリングトレーニングに招待選手として参加しているJB・シャック外野手。今シーズンから二刀流に挑戦しており、すでにオープン戦では外野、投手で出場している。リゾGMは成功するためには「オオタニのようなとんでもない才能が必要」と語っている。
昨季の世界一球団が“第2の大谷”発掘に動きだした。マイナー契約を結び今春のキャンプに招待選手として参加しているシャックは2日(日本時間3日)のマーリンズ戦の8回から6番手として登板。1イニングを無安打2奪三振無失点の好投を見せた。
シャックは2016年のホワイトソックス時代、2019年のパイレーツ時代にともに1試合だけ投手として登板した経歴を持ち、野手としては通算460試合に出場し打率.243、8本塁打、86打点をマークしている。
MLB公式サイトはナショナルズが32歳のベテランを二刀流として起用していることに注目。記事では「ナショナルズがシャックとマイナー契約をした時に考えていたことである。マイク・リゾGMは球団が彼の万能性、左打者、肩を気に入っている」と伝え、GMのコメントを紹介。
シャックの挑戦についてリゾGMは「とてもユニークでとても難しいことです。メジャーリーグで打つこと、投げることだけでも難しいのに、両方ともやろうとすることはほぼ不可能です」と、二刀流が甘くないことを指摘し、成功するためには「オオタニのようなとんでもない才能が必要。興味を持っている選手たちはいると思いますが、ユニークな能力が必要なのです」と力説。
メジャーでも選択肢の1つになりつつある二刀流。大谷が成功したことで、それ以降、何人もの選手が後を追いかけ挑戦しているが成功させるのは、そう簡単なことではないようだ。
(Full-Count編集部)