田中将大は「日本人先発投手のBIG3」 野茂氏、黒田氏に次ぐ3番手にCY賞右腕が“指名”
今季が7年契約最終年、コーン氏も注目「どうなるか興味深い」
■ヤンキース 9-1 Rソックス(オープン戦・日本時間4日・タンパ)
ヤンキースの田中将大投手が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたレッドソックスとのオープン戦に先発し勝利投手となった。3回無安打無失点無四球で5奪三振とまさに快投だった。この日の試合直前、地元放送局「YESネットワーク」で解説を務めるデビッド・コーン氏は「日本人先発投手のBIG3」と田中を絶賛している。
コーン氏は94年にサイ・ヤング賞を獲得するなど通算194勝の実績を残している。ヤンキースにも6年間所属し、98年には20勝(7敗)で最多勝に輝くなど輝かしいキャリアを持つ。同氏は試合前に「タナカさんのスカウティングレポートです。今年は7年目です。31歳の年であり、契約最終年です。どうなるか興味深いですね」と田中の現状をレポート。
「私が考える日本人先発投手のBIG3にタナカは入ります。そのリストのトップは、もちろん偉大なヒデオ・ノモです。そして、ヤンキースでプレーしたクロダ。ヤンキースで素晴らしかったです。そして、3人目にタナカが入ります」と歴代の名だたる日本人投手陣の中でも“パイオニア”野茂英雄氏やドジャース、ヤンキースで先発ローテを守り続けた黒田博樹氏に次いで、3本の指に入ると絶賛した。
続けて「彼の通算成績は75勝43敗です。ヒデオ・ノモは123勝109敗でした。タナカが先発登板した163試合でヤンキースは103勝60敗です。チームは60%以上勝利しているので、彼は正しいことをしているのでしょう」と右腕が先発した試合でのチームの勝率から貢献度の高さを紹介した。これには実況を務めたライアン・ルオッコ氏も「ここでのキャリアを通して、なんという信頼できる先発投手でしょうか」と存在の大きさを口にした。
試合は、昨季対戦防御率24.75の“天敵”相手に許した走者は失策の1人のみと、ほぼ完璧な内容に。「BIG3」の名に恥じぬ快投ぶりを披露した。
(Full-Count編集部)