ド軍カーショー、警告試合で平然と3回零封 死球に相手コーチ激怒も「問題ないよ」
1回にド軍ターナーが死球を受け、2回にカーショーが相手捕手にぶつけた
■ドジャース 4-0 ジャイアンツ(オープン戦・日本時間5日・グレンデール)
ドジャースのクレイトン・カーショー投手が4日(日本時間5日)、ジャイアンツとのオープン戦に先発。3回を投げて2安打4奪三振無失点に封じた。ナ・リーグ西地区のライバル同士の一戦は序盤で両軍に死球が飛び出し、オープン戦では異例の警告試合に。そんな中でも3度のサイ・ヤング賞を誇る左腕は貫禄の投球を見せた。
「現時点では良い感じ。カーブでストライクを取れたのが良かった。前回よりも全体的に少し制球が良くなったと思う」
警告試合の発端は1回裏にドジャースのジャスティン・ターナー内野手がジャイアンツの先発ジョニー・クエトから死球を受けたことだった。続く2回表、2死からカーショーがロブ・ブラントリー捕手にぶつけると、ジャイアンツのジョン・ウォタス三塁コーチが激怒し、一触即発ムードに。異例の警告試合となった。
騒然とした試合になったがカーショーが乱れることはなかった。左腕はウォタス三塁コーチについて「怒っていたよ。でも問題ないよ。それも試合の一部なんだ。彼は怒ってもいいんだ」と振り返り、ターナーの死球にはこう語った。
「恐ろしいね。JT(ジャスティン・ターナー)はプレートの近くに立っていて、内角高めを攻めなければならないことは理解できるけど、あのようなことは見たくないね。スプリングトレーニングで見たくないよ。恐ろしいよ。大丈夫で良かった」
西海岸のライバル球団はオープン戦でもヒートアップ。それでもメジャー屈指の左腕は涼し気に平然と3回を無失点に封じた。