これが最強左腕カーショーの“宝刀”の切れ味 ベース遥か手前でバウンドも…

ワンバウンドのカーブに打者は…、敵地はため息とどよめきに包まれる

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手が2日(日本時間3日)の敵地ブルワーズ戦で投じた「宝刀」の“切れ味”が大きな話題となっている。この日は勝利投手にはならなかったものの、7回2安打1失点14奪三振と快投したメジャー最強左腕の“衝撃”の1球は、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut」でも紹介された。

 カーショーは通算1996奪三振で迎えたこの試合、圧巻のピッチングを見せた。序盤から奪三振ショーを披露。2回にピラーから史上79人目の通算2000Kを達成した。球団公式サイトによれば、投球回数1836イニングでの達成は、ペドロ・マルティネス(1715回1/3)、ランディ・ジョンソン(1734回)に次ぐ史上3番目の速さで、登板277試合での達成は、ランディ・ジョンソンの262試合に次ぐ史上2番目の速さだったという。

 その後もペースは衰えず、7回までに14Kの快投。味方の援護に恵まれず、7回には先制弾を浴びて103球で降板したものの、チームは9回に同点に追いつくと、延長12回にベリンジャーが決勝弾。2-1で大熱戦を制した。ドジャースの投手陣は、4人の継投で計26奪三振をマークした。

 そして、試合後に大きな話題となったのが、カーショーが奪った8個目の三振。左腕は4回先頭のアギラルを1ボール2ストライクと追い込むと、宝刀のカーブを投じたが、ホームベースのはるか手前でバウンドした。しかし、アギラルはこのボールを振ってしまい、空振り三振。敵地はどよめきとため息に包まれた。

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