2戦連続代打弾の広島バティスタに緒方監督驚嘆「ファンの心つかんだ」
支配下登録直後に代打で2戦連発の助っ人、指揮官も「最高の結果」
広島は4日、マツダスタジアムで行われた千葉ロッテ戦に7-1で勝利し、交流戦スタートから2カード連続勝ち越しを決めた。投打がかみ合った快勝で、かつては鬼門と言われた交流戦で好スタートとなったが、緒方監督は「交流戦はまだ3分の1が終わっただけ。これからも6連戦が続くので、みんなで頑張っていきたい」と浮かれる様子はなかった。
指揮官はまず先発して3勝目を挙げた中村祐の好投を称えた。「前回の登板と違い、テンポが良かったし、しっかり指にかかったいいボールが多かった」と評価し、「若いピッチャーを盛り立てる内野のいい守りもあった」とバックの好守にも触れた。
「丸が先制、中押しといい働きをしてくれた。今日も活発に点を取ってくれたね」とした打線では、支配下登録されたばかりのバティスタが2試合連続で代打本塁打と史上2人目、セ・リーグでは初の快挙もあった。緒方監督は「また打ったね」と驚いた様子で、「昨日、今日と最高の結果を出して、ファンの心をしっかり掴んだね。ワンチャンスをものにしたことで、これから出場機会も増える」と、パの本拠地でDH制がある翌週の6連戦に期待を隠せない様子だった。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo