「理解してくれた」のに… 前田健太放出のドジャース編成本部長が“嘆き節”?
フリードマン氏、配置転換については「腹を割って、思っていることを素直に伝えあった」
オフにドジャースからツインズへ移籍した前田健太投手。カリフォルニアの地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」はドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長がトレードについて驚きの声をあげた様子を紹介している。
前田は自らトレードを希望したと自身のYouTubeチャンネル内の動画で発言していたが、フリードマン氏にはこれは“寝耳に水”だった様子。「彼がブルペンに配置転換になった後、私と彼は9月序盤に話をした。腹を割って、思っていることを素直に伝えあった。そして、勝利するための最良の方法を選択し、単純にバランスの取り方を見つけようとしていたのだと、彼は理解してくれた」と昨季終盤の会話内容を明かした。
右腕は19年も先発としてシーズンをスタートしたが、夏に配置転換でブルペンへ。プレーオフも中継ぎとしてフル回転したが、本人は先発として登板することを望んでいた。そのため配置転換へ一定の理解があったとはいえ、先発での起用可能性が高まるトレードは歓迎だったようだ。
前田とフリードマン氏の間で分かり合えないことがあったにせよ、日本人右腕にとってこのトレードはボーナス100万ドル(約1億945万円)と先発ローテを手にする良い機会となった。そして先発投手を熱望していたツインズにとっても良いトレードとなったことは間違いない。
(Full-Count編集部)