前田健太はドジャースに「過小評価されていた」 好投にOB絶賛「素晴らしい補強」
ドジャースのポストシーズンでの配置転換をチクリ「彼の望みは先発」
■Rソックス 7-6 ツインズ(オープン戦・日本時間9日・フォートマイヤーズ)
ツインズの前田健太投手は8日(日本時間9日)、レッドソックスとのオープン戦に先発し、4回を投げて2安打無失点と好投した。6つの三振を奪う圧巻の投球に、米メディアからも称賛の声があがった。
初回、レッドソックスの主力をあっさり3者凡退に打ち取った前田。2回にはモアランドにこそ単打を浴びたが、アウト3つは全て三振で奪った。4回にも2つの三振を奪うと、この回で降板。4回を投げて2安打無失点6奪三振と好投し、オープン戦防御率は2.08となった。
MLB公式ラジオ局「MLBネットワーク」で、元ドジャースで新人王に輝いた実績もあるスティーブ・サックス氏は「それがケンタだ」と、4回6奪三振の好投を称賛。さらに「ツインズにとっては非常に素晴らしい補強です。この男はローテーションに多くの安定感をもたらします。彼はドジャース時代にやや過小評価されていたことになると、私は思っています」と語った。
ドジャースでは先発希望でありながら、プレーオフ前にはブルペンに配置転換されるのが毎年の“恒例”になっていた前田。サックス氏も「結局のところ、彼の望みとしては先発として投げることだったのです」と語っており、ドジャースが前田を「過小評価していた」と指摘し、ツインズにとって良いトレードだったと評価している。
またベースボールアナリストで経済紙「フォーブス」のバーニー・プレスコフ記者は、「レッドソックスのラファエル・デバース内野手(2番で先発)は、ツインズのケンタ・マエダに対して今日2三振。マエダは全球種をうまく使い分けている」とその能力を高く評価した。今季はツインズからも先発として求められる前田。この記者たちやファンの期待通り、シーズンも活躍して欲しいものだ。
(Full-Count編集部)