鷹・松本、残り“1枠”の開幕ローテ入りへ前進 紅白戦で4回零封「意識はしている」
残るイスを争う二保との競争は決着つかず、工藤監督「あと1回見てから」
ソフトバンクは9日、本拠地PayPayドームで全体練習を行い、4イニング制の紅白戦を実施した。白組で先発した松本裕樹投手は4回無失点の好投で、開幕ローテ入りへ前進した。
残り1つとなった開幕ローテの枠を巡って松本と二保の投げ合いとなった紅白戦。松本は4回を投げて被安打1、3奪三振、2四球で無失点に抑え「どんな形であれゼロで終われたのは良かった。今まで取り組んできたことが自信になって、どんどんストライクを取りにいけている。まっすぐは比較的走っているし、スライダーの感覚も良かった」と振り返った。
ローテの最後のイスを争う二保との“直接対決”を「プレッシャーはなかった。相手に向かって行くことだけを考えた」と語った松本。この日は互いに好投を見せ、工藤公康監督は「どちらも遜色ない出来。あと1回見てから」と結論を先延ばししたが、松本は「そこ(開幕ローテ)に入ることで1年間1軍で投げるという目標が達成できるので意識はしている」と、改めて初の開幕ローテ入りに意欲を示した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)