鷹・松田宣が2発4打点 無人の右翼席に「熱男」と叫んだ胸の内「山川選手が…」
バレンティンに刺激「互いに切磋琢磨して」
■ソフトバンク – 巨人(オープン戦・10日・PayPayドーム)
ソフトバンクの松田宣浩内野手が10日、巨人とのオープン戦で1試合2発4打点の大当たり。2本とも無人のライトスタンドに向けて“熱男”パフォーマンスを行った。
この男はすでに絶好調だ。松田が初回にオープン戦2号となるソロ、4回にはダメのダメを押す3ラン。ともに完璧にライトスタンドへと運び「2本とも真っすぐを自分のスイングで打てた」と自画自賛した。
初回のソロはバレンティンの3ランの直後。「バレンティンは打席で本当に集中している。続けて打てて最高に良かった。昨年30本打って今年は3年連続(30本)を狙っているが、それはバレンティンも一緒。2月1日からいつも一緒にやっていて、すでにチームにも溶け込んでいる。互いに切磋琢磨して打ち合いたい」と、“バレンティン効果”を口にする。
オープン戦初本塁打は中継カメラに向かって行った“熱男”パフォーマンスだが、この日は2回とも無人のライトスタンドに向かって叫んだ。
「1本目はテレビの前のファンの皆さんのためにと思っていた。昨日、西武の山川選手が2本打ってスタンドに向かって(どすこいパフォーマンスを)豪快にやっていたので、やった方がいいかな、と。気持ちよかった」
シーズン開幕は延期となったが「こればかりはしょうがない。決まるまで待つしかない」と、残りのオープン戦でもしっかりと調整を続けていくだけだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)