ソフトB快勝、2発&全4打点の柳田145M弾に工藤監督も仰天「よく飛んだ」
交流戦3カード連続勝ち越し、柳田の特大弾は「2回に分けてもいいくらい」
ソフトバンクが交流戦3カード連続の勝ち越しを決めた。柳田が1試合2発、全4打点を1人で稼ぐ活躍を見せると、2度目の先発となった石川が6回1失点の好投。4-1の完勝に、工藤公康監督は「素晴らしい本塁打でした。よく打ってくれましたね。(石川は)勝ったことが自信になった部分があると思う。ベストのピッチングだったと思います」と2人のヒーローをたたえた。
両チーム無得点で迎えた3回2死一、二塁で、柳田は右翼席最上段に届く12号3ラン。前夜のサヨナラ適時内野安打と対照的な、推定飛距離145メートルの特大弾に「よく飛びましたね。2回に分けてもいいくらい」と仰天。8回には左中間ホームランテラス席に3点差に広げる14号ソロも放ち、指揮官は「投手にとって2点差と3点差は違う。いい本塁打を打ってくれた」と高く評価した。
先発の石川は6回まで、ヤクルト打線をわずか2安打に封じ、12個の三振を奪う快投。初先発から2連勝とした右腕に「大きなスライダーに、カット気味のスライダーがあって、あれだけの三振が取れた。腕が振れている」と目を細めた。
これで、交流戦前から5カード連続で勝ち越しとなり、貯金も今季最多の15となった。優勝候補の大本命が、波に乗り始めた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani