日ハム斎藤佑、4回5失点KOも…吉井コーチは一定評価「もう1回チャンスを」
バティスタに痛恨被弾、「僕のボールでは勝負にならなかった」
日本ハムの斎藤佑樹投手が7日、本拠地での広島戦で4回途中8安打5失点でKOされ、2敗目を喫した。
1点リードで迎えた2回2死三塁、バティスタに特大の逆転2ランを打たれると、思わずしゃがみこんだ。「塁が空いていたので、歩かせてもいいから厳しいところを突けば良かった。僕のボールでは勝負にならなかった」と甘く入ったフォークを悔やんだ。
前回登板した5月31日のDeNA戦では6回途中5安打1失点と好投して623日ぶりの勝利を挙げた。一転して、強打の広島にKOされたが、吉井理人投手コーチは一定の評価をした。
「練習してきた球は良かったが、その球じゃないのを打たれた。1軍のバッターをやっつけるレベルには来ている。あとは配球とか、試合展開の中での押したり、引いたり。ここを乗り越えないとローテーションピッチャーとしてやっていけない。ピッチングコーチとしてはもう1回チャンスをあげてほしいと思っている」と話した。
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石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa