マリナーズ、イチロー氏が始球式登場の本拠地開幕を断念 新型コロナ対策で
ワシントン州知事のイベント禁止声明を受けて、シアトルでの開催断念を決断
マリナーズは11日(日本時間12日)、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ワシントン州シアトルで26日(同27日)から予定していた本拠地のレンジャーズとの開幕4連戦の開催を断念した。球団はパブリック・リレーションズのツイッターで声明を発表。「(ワシントン州の)ジェイ・インスレー知事の3月の大きなイベントを禁止するという声明を受けて、シアトル・マリナーズでは、3月末にシアトルのT-モバイル・パークで行われる予定であった試合の代替案を考えいています」などと伝えた。
ツイッターでは「早くシアトルで再び試合ができるようになるように望んでいますが、最も大切なことは、コミュニティーの健康と安全です。試合について今後の計画が分かり次第すぐにお知らせします」と説明している。
また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「マリナーズはアリゾナでの試合を検討している」と伝えた。「ジョン・ダニエルズGMは、AP通信に、レンジャーズの新球場で(シアトルの代わりに)試合をすることも可能だと話したというが、他の関係者は、難しいかもしれないと語った。レンジャーズは新球場のオープニングの前にすこしでも時間が欲しい」と指摘。さらに「アリゾナは理にかなった代替策だ。レンジャーズも既にそこにいる」と説明している。
菊池雄星投手、平野佳寿投手が所属するマリナーズ。開幕戦では会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が始球式を務めることが発表されている。イチロー氏の始球式がどうなるかについては、まだ明らかになっていない。
(Full-Count編集部)