背水覚悟で1か月ぶり白星 ホークス中田、復調のきっかけは?
5四死球も7回零封「内容は全然良くなかったけど、真っすぐに強さが出てきた」
ソフトバンクの中田賢一投手が約1か月ぶりの白星となる5勝目をマークした。8日のヤクルト戦(ヤフオクD)。7回を投げて、ヤクルト打線を4安打無失点に封じ、試合後は「内容は全然良くなかったですけど、全体的に真っすぐに強さが出てきた。点差が開いたので、甘くてもいいので、どんどん真っすぐを投げていった」と振り返った。
初回から4回まで毎回四死球で走者を背負う展開だったが、要所を締めて無失点。4回には2死満塁のピンチを招いたが、山田を右飛に切って取った。7回121球。5四死球に「ヒットより四球が多く、簡単に走者を出してしまっている。1つでも減らしていきたい。良くないところが多々ある」と反省が口を突いた。
「ラストチャンスのつもりでいった」と中田は言う。5月20日の西武戦(メットライフ)で3回途中7失点でKOされると、5月25日のロッテ戦(ヤフオクD)は4回7失点。6月1日の中日戦(ヤフオクD)も5回4失点で降板した。3戦連続KO中に「チーム全体、中継ぎの人たちに申し訳ない気持ちだった」という。