MLBスカウト期待の人に秋山翔吾 チーム作りの“鍵”に?「様々な方法で助ける」
匿名スカウトが米メディアに本音で告白、期待の15人に「典型的な先頭打者タイプ」
MLBは新型コロナウイルス感染拡大によりオープン戦を中止。シーズン開幕も延期となり、最短で4月9日(日本時間10日)以降となった。スプリングトレーニングは当初予定されていた期間の半分近くを残して中断となったが、それまでの間には、様々な選手の能力が見え始めていた。アメリカの野球専門雑誌「ベースボール・アメリカ」はスカウト評価を掲載しており、その中にはレッズの秋山翔吾外野手の名前も挙がっている。
同メディアはアリゾナとフロリダで視察するMLB球団の匿名スカウト達に、2020年に活躍を期待できると感じたプロスペクトとメジャーリーガーを本音で答えてもらっている。その中から15人が紹介されている。
秋山について匿名スカウトは、「彼は良いプレーヤーになると思う。技術がとてもしっかりしている。いい感じで、粘り強いアプローチをするタイプだ」と打撃に評価を与えたという。秋山はオープン戦では9試合に出場し、26打数9安打の打率.346、0本塁打、1打点。新天地でスタートしたばかりだが1番打者として結果を残していた。
秋山はNPB時代に6度のゴールデングラブ賞、5年連続2桁盗塁と打棒だけでない魅力がある。スカウトもそこを見逃すことはなく、「彼は走りもいいし、センターの守備が本当に上手い。とにかく技術が素晴らしく、とても良いプレーをするという印象だ」とマルチな能力を認めているようで、「良いチームを作るには、このような選手が必要だ。彼は様々に異なった方法でチームを助けることが出来るだろう」と高い評価を与えたという。
ただ、長打力については「どの程度インパクトを与えられるかという点については、まだ分からない」とも語っている。とはいえ、「コンタクト能力が高く、とてもプロフェッショナルなアプローチ。選球眼にも優れている。典型的な先頭打者タイプの選手だ」と役割を見極めたようだった。秋山はスカウト評通り、レッズが良いチームとなるための“鍵”となるのだろうか。
(Full-Count編集部)