ハーパーの強肩が観客の度肝抜く 絶体絶命のピンチで「キャノン砲」披露
ハーパーが勝ち越し阻止する圧巻のストライク送球
ナショナルズのブライス・ハーパー外野手が10日(日本時間11日)の本拠地レンジャーズ戦で圧巻のレーザービームを見せた。9回同点に追いつかれ、なお勝ち越しのピンチの場面で本塁へストライク送球。三塁走者を刺し、ファンの度肝を抜いた。
絶体絶命の窮地で24歳の若きスターが好守を披露した。2点リードの状況から9回、レンジャーズに土壇場で追いつかれてなお無死二、三塁のピンチ。ここで6番チリーノスがライト方向へ飛球を放った。勝ち越しの犠牲フライかと思われた直後、右翼のハーパーが打球をキャッチすると、すかさず本塁へ送球。矢のようなボールが捕手めがけてワンバウンドで飛んでいき、クロスプレーとなった。
これに審判はセーフの判定を下したが、ナショナルズ側がチャレンジ。リプレイ検証の結果、アウトへと覆った。この圧巻の送球に会場は大歓声に包まれた。
このプレーでナショナルズは難を逃れ、結局、延長戦に突入。最終的に延長11回に3点を勝ち越されて敗れたが、ハーパーが見せたスーパー返球は話題となり、MLB公式ツイッターでも「ハーパーがキャノン砲を放つ」と動画付きで伝えた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count