「僕、プロになれますか?」 ソフトバンク東浜が明かすリチャードとの出会い
共に沖縄尚学出身「かわいい後輩ですから嬉しい」
ソフトバンクの東浜巨投手が16日、沖縄尚学高校の後輩である砂川リチャード内野手の支配下登録を心から祝福した。
このオフ、リチャードは自主トレで西武の山川穂高内野手に弟子入りしたが、その2人をつないだのが東浜だった。東浜は「どうつないだかも覚えてないです」と照れ笑いするが、この日の支配下登録を“沖縄つながり”で後押ししたとも言えるだろう。
東浜とリチャードの出会いは「リッチーが中学生の時、僕の自主トレを手伝いに来てくれたのが最初」といい、その時リチャードからいきなり「僕、プロになれますか?」と聞かれたという。「それはお前次第だと言いましたけど、あのリチャードがと思うと…。背番号が3桁から2桁になったのも本人の努力あってのこと。同じ高校、同じ県民の後輩として嬉しいですし、これからが楽しみです」と期待を込めた。
また、昨年秋のフェニックス・リーグで東浜が右肘手術から実戦復帰した試合でリチャードが一塁を守っていたという。「その時『僕の夢が1つ叶いました』って言ってました。『ヤフオク(現PayPayドーム)で(一緒に)やることがゴールだろ』って言いましたけど」と笑いながら「まあ、かわいい後輩ですから嬉しいです」と、改めてスタートラインに立ったリチャードを祝福した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)