鷹リチャード、背番号はムネリン継承の「52」 「同じような人になれるように」
中学時代に東浜に聞いたひと言「今考えたらウザッて思いますよね」
ソフトバンクの砂川リチャード内野手が16日、支配下登録され新しい背番号はかつて川崎宗則氏がつけていた「52」に決まった。
紅白戦や練習試合、オープン戦で5本塁打を放った右の大砲が、いよいよ支配下登録された。会見では「緊張しないように、いつも通りの自分を意識しました」というリチャード。支配下が決まってすぐに両親に連絡を入れたが、その際はグループLINEの音声通話でアメリカにいる兄にも英語で報告できたという。
そして自主トレでお世話になった西武の山川穂高選手からは「支配下おめでとう。昨日のホームラン良かったな。それを忘れないように」と祝福を受けたこと明かした。
高校(沖縄尚学)の先輩でもある東浜巨投手にはドーム内のサロンで報告。リチャードは中学時代に東浜の自主トレを手伝い、いきなり東浜に「僕、プロになれますか?」と聞いたという。その話を報道陣から振られると「覚えてますよ。今考えたらウザッて思いますよね」と笑いながら「(東浜)巨さんはいつも話しかけてくれるので本当に感謝しています」と語った。
川崎宗則氏の背番号「52」を継承することになったが「川崎さんとは台湾のウインターリーグに行ったときに3分ほど話す機会がありました。すごく面白い人だな~と思っていましたが、まさかその人の番号を自分がつけることになるなんて。同じような人になれるように頑張ります」と語った。
改めて今シーズンの本塁打の目標を尋ねると「とりあえず1本です。それを打てたら次の1本」とリチャード。将来的に育成出身の本塁打王も決して夢ではないが、まずは正真正銘のプロ初本塁打を目指していく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)