イチローが「球界に衝撃を与えた」伝説のレーザービーム MLB公式の“史上最高送球”に
ベスト10に選出されたのは2001年4月11日のアスレチックス戦での送球
新型コロナウイルスの感染拡大によって、MLBもNPBも開幕が延期となり、野球ファンは退屈な時間を送ることになっているだろう。MLBではオープン戦も中止、スプリングトレーニングも中断となり、球音が完全に消えることになってしまった。
そんな陰鬱とした状況の中、MLB公式サイトでは過去のスーパープレーに脚光を当て、「史上最高の外野送球」のトップ10を選出。数々のスーパースローの中で、マリナーズのイチロー会長付き特別補佐兼インストラクターによる“レーザービーム”も選ばれている。
「外野からの素晴らしい送球はたくさんあったが、トップ10は以下の通り」とされた記事で、10選に選ばれたのはルーキーイヤーだった2001年4月11日のアスレチックス戦で見せたノーバウンドでの三塁へのレーザービーム送球だった。
右前安打にチャージしたイチロー。一塁走者だったアスレチックスのテレンス・ロングは二塁を蹴って一気に三塁を狙った。打球を処理したイチロー氏はワンステップすると、矢のような送球を三塁へ。ボールはノーバウンドで見事なストライク送球となり、走者を見事に刺した。
この時の送球をMLB公式サイトは「イチローは2001年にルーキーとしてメジャーリーグの舞台ですぐに存在感を見せた。メジャーリーガーとして最初の遠征で、三塁へのミサイルを放ち、右翼への単打で一塁から三塁を狙ったアスレチックスのテレンス・ロングを刺した。その送球は三塁へドンピシャだった。素晴らしい打撃の能力に加え、守備の能力も見せたイチローは球界に衝撃を与えた」と記し、その時のインパクトの大きさを伝えている。
(Full-Count編集部)