上原浩治、約2年ぶり2イニング登板 「140キロいかない速球」で完璧救援
4連敗でストップに「嬉しい」、19球で打者6人を片付ける「省エネ」
カブスの上原浩治投手が、11日(日本時間12日)の本拠地ロッキーズ戦で今季初めて2イニングを投げ、無安打無失点と快投して8ホールド目を挙げた。7回から2番手で登板し、快投で7-5での勝利に貢献。カブスは連敗を「4」で止めた。右腕は試合後に自身のブログで「連敗が止まったことが嬉しい」とチームの勝利を何よりも喜んでいる。
上原は2点リードの7回から登板し、ルメイヒューを二ゴロ、アマリスタを左直、レイノルズを投ゴロとわずか7球で3者凡退に仕留めた。ブログでは「1イニング目の球数を考えると、次もあるなって思ってはいたけどね」と回顧。8回も続投すると、今季初のイニングまたぎのマウンドでデズモンドを捕飛、ストーリーを右直、バライカを遊ゴロと危なげない投球でこの回も3者凡退。珍しく三振がなく、86マイル(約138キロ)の速球などを中心にわずか19球で打者6人を打ち取った。
「いつ以来だろうか…(^-^)久しぶりに2イニング投げました」と上原。イニングまたぎで2イニングを投げたのは、2015年7月24日のタイガース戦以来、約2年ぶり。「2イニングで19球。省エネ(^-^)/早打ちに助けられました。スプリットが3球ほど。あとは、140キロにもいかないファストボール(o^^o)」。こう綴り、この日の投球の詳細をいつも通り1人1人振り返っている。
上原は「チームの連敗が止まったことが嬉しいよね。楽しく遠征に出掛けることができる」と、自身が大きく貢献したチームの勝利に満足げ。今後へ向けて「五割を行ったり来たり、なかなか上手いこといかないけど、この地区は他のチームも一緒に行ったり来たり(^^;; どのチームが抜け出すか…」と言及している。
敵地の試合が多くなる今後の3週間が「前半戦のヤマ場」として「いつも通りに準備を怠らない。コツコツやっていくこと。そうすれば必ず結果はついてくるはず(^-^)」と気持ちを新たにしている。
この日は19球のうちストライクは14球と相変わらずコントロールは抜群。4試合連続無失点とし、防御率は2.82と約1か月ぶりに2点台まで向上した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count