則本、千賀を上回るQS率90% “崩れない”ソフトB東浜、チームの大黒柱へ
13日に巨人戦登板、今季6勝1敗、防御率2.18…“大崩れのない投球内容”とは
チームの台所を支える大黒柱になりつつある。ソフトバンクの東浜巨投手の安定感が際立っている。前回登板の6日ヤクルト戦でも8回を5安打1失点に抑える好投。東浜自身に今季7個目の白星はつかなかったものの、チームはサヨナラ勝ちを収めた。先取点こそ許したが、終盤まで最少失点に抑えた投球内容は、勝利をもたらす一つの要因だったと言えるだろう。
今季10試合に投げて6勝1敗、防御率2.18の成績もさることながら、特筆すべきは、大崩れのない投球内容である。東浜の今季の全登板は以下の通りだ。
4月2日 ― ロッテ(ヤフオクD)6回4安打3失点
4月9日 ● 西武(メットライフ)5回1/3 6安打4失点
4月19日 ◯ ロッテ(ZOZOマリン)7回3安打0失点
4月26日 ◯ 日本ハム(ヤフオクD)7回5安打1失点
5月3日 ◯ 西武(ヤフオクD)7回2/3 5安打2失点
5月10日 ― オリックス(ヤフオクD)6回1/3 6安打2失点
5月17日 ◯ オリックス(京セラD)7回6安打2失点
5月23日 ◯ ロッテ(ヤフオクD)7回4安打1失点
5月30日 ◯ 中日(ヤフオクD)9回6安打2失点
6月6日 ― ヤクルト(ヤフオクD)8回5安打1失点
今季最も失点したのは、唯一の黒星を喫した4月9日の西武戦の4失点。4月19日のロッテ戦からは8試合連続で2失点以内にまとめており、10試合中9試合で6回以上を投げて自責点3以内のクオリティースタート(QS)を達成している。そして、驚くのは、西武戦以外の9試合はすべてチームが白星を挙げ、現在、東浜の先発日は8連勝中なのである。