ダルビッシュ、7回1失点の快投で6勝目 MLB打率1位の強力打線相手に1安打

4戦ぶり勝利&アストロズからの白星は4年ぶり、レンジャーズは4連勝

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、敵地でのアストロズ戦に先発し、今季6勝目(4敗)をマーク。自身の連敗を2で止め、4試合ぶりの白星を挙げた。試合前までチーム打率(.277)メジャー1位、得点(350)2位、本塁打(99)2位の強力打線を相手に、ボールを低めに集めて7回1安打1失点4奪三振3四球と快投した。レンジャーズは6-1で勝利し、4連勝を飾った。11日(同12日)に日米通算2000安打を達成したアストロズの青木宣親外野手はダルビッシュ相手に2打席でヒットがなく、2打数無安打1死球だった。

 ダルビッシュは初回、わずか6球で打者3人を片付ける最高のスタートを切った。レンジャーズが2回に2点を先制すると、その裏も3者凡退。3回もグリエルを三ゴロで立ち上がりから7打者連続アウトとした。

 続くブレグマンは四球。初めて走者を出すと、青木はニゴロで一塁走者が入れ替わる。続くスプリンガーの打席で、青木がダルビッシュがセットポジションに入ったところでスタート。投球モーションに入ってから気づいたものの、そのままほとんど捕手を見ずに投げてストライク。“技あり”の盗塁を決めた青木を恨めしそうに見つめた。それでも、スプリンガーは三ゴロと得点は許さない。4回は2番からの好打順を3者凡退とノーヒット投球を続ける。

 5回は先頭ベルトランに四球。その後、2死二塁からブレグマンにはレフト前に落ちるヒットを許す。左翼マザーラが滑り込むも捕球できず、この試合初めてのヒットがタイムリーとなり、1点を返された。しかし、続く青木は一ゴロに打ち取り、リードを守った。

 レンジャーズ打線は6回にベルトレのタイムリーツーベースで貴重な追加点を奪う。その裏、ダルビッシュは1死からゴンザレスに四球を与えるも、アルトゥーベは左飛、コレアは投ゴロと後続を断つ。7回もマウンドに上がり、先頭ベルトランは一飛、マッキャンはスライダーで空振り三振、グリエルは中飛と3者凡退。8回にレンジャーズがマザーラの3ランで6-1と大きくリードを広げ、8回からは2番手ジェフレスがマウンドに上がった。

 ダルビッシュは103球で降板。そのうちストライクは62球で、防御率は3.03となった。レンジャーズは勝利し、2連敗中だったダルビッシュは5月21日(日本時間22日)のタイガース戦以来、4試合ぶりに勝利。アストロズ相手の白星は、2013年8月12日以来、実に約4年ぶりとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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