大のG党・中居正広が締めつけられる不安 でも優勝は「ジャイアンツ」
野球ファンに人気、テレビ朝日系「中居正広のプロ野球魂」が20日に放送
野球ファンからニーズの高い、テレビ朝日系「中居正広のプロ野球魂」が20日、午後11時15分から放送される(一部地域を除く)。野球をこよなく愛する中居正広さんがMCとなり、セ・パ12球団を代表する芸能界の“ガチファン”たちとプロ野球をマニアックなトークを展開した。
巨人ファンのはなわさん、楽天ファンのかみじょうたけしさんら12球団14人の芸能、文化人の“ファン”と熱いトークを展開。ヤクルトファンで名誉会員の出川哲朗さんとは選手起用を巡り、“言い争い”になる場面も。中居さんは「ゲストの方が本気のファンの方ばかりだったので、本当によかったなと思いました。他球団のファンから見ても『この人ならこのチームのファンだろうな』と認める人たちばかりだったので。聞き応えもありましたし、僕も話し甲斐がありましたね」と収録を振り返った。
番組内では球団関係者による2020年シーズンの順位予想のコーナーがあったが、中居さんはもちろん愛する巨人が1位。その理由を問うと「(優勝する)自信はないんです。僕は物心ついた時から優勝予想はジャイアンツでブレたことはないんですが、心の中では毎年『大丈夫かな?』と思っています。チームのいいところはもちろん見つけるのですが、いいところを10個見つけたら、10個の悪いところも見つけちゃうんです。だから不安になる。『ジャイアンツいいねえ、でもなぁ…』となってしまう。だから不安なんです」と先発投手陣が安定せずに、オープン戦でなかなか勝ちきれなかった巨人を思いやった。
野球解説者らから前評判の高い中日、投打に戦力充実の阪神、ラミレス監督が優勝へ息巻くDeNA……アンテナを張れば張るだけ、情報が耳に入り、不安になる。「2位以下は、うーん、僕はセ・リーグは団子になるような気がしますね。パ・リーグはAクラスとBクラスでちょっと差が出てくるのかなと思うのですが……」となかなか予想は難しいようだ。
原巨人のリーグ連覇の鍵を握るのはやはり先発投手陣。エースの菅野智之投手、昨年、韓国で17勝をマークしたサンチェスが軸となりそうだが、先発3番手争いについても聞くと「うーん、どうなんだろう。若い選手になってくるでしょうね。桜井、高橋…。今村はまだ下ですし、そこらあたりが出てきてくれれば。でも、田口を含めて先発4枚ぐらいはなんとかなるのではないでしょうか。田口は去年のプレミアで超一流の選手と一緒にやったことで少し変わってくるんじゃないかと思います。もう一回先発でやってほしいと思います。今年は田口が軸になってくれるぐらいの選手になってほしいですね」と今季から先発再転向した左腕に、チームをけん引するくらいの投手になることを期待した。
番組ではここだから言える「おらがチーム」への愛、「ここだけは負けない!」他球団へのアピール、東京五輪の一押し選手などを語り合った。他球団の情報を聞けば聞くほど、巨人の魅力もどんどんあふれ出てくる。
「僕はジャイアンツがもちろん好きですけど、他の球団の選手もやっぱり知っているので、そんなお話を皆さんから聞けたのが良かったですね。なかなかここまで突っ込んだ話はできないです。野球ファン同士が話すと今日のような盛り上がりになると思うので面白かったですね」
新型コロナウイルスの感染拡大防止策のため、プロ野球の開幕も延期となったが、野球への愛情は衰えることなく、むしろ増すばかり。球春到来が待ちきれないファンの中にはこの「プロ野球魂」を待ちわびている人もいる。
「(自分は)もう年齢的に『魂を燃やす』という年齢ではないですね(笑)。でも、やっぱり野球ですね。忙しいですよ。プロ野球を観なきゃいけないし仕事なんかしている場合じゃないという(笑)」
野球だけに特化した1時間番組。収録はあっという間に過ぎていった。そこにはMCを楽しそうにこなす中居さんの姿があった。
「プロ野球ファンの方には観てほしいですね。その他の方は観なくても結構です、わからないですから(笑)。地上波でこのような番組はないので、野球ファンの方はぜひ観ていただきたいです。野球ファンの方が見ても『本当に面白いかな?』と疑うようなメンバーではないです。本当に純粋にチームの話ができたので期待してください!」
野球の“伝道師”として、ファンに早く球春と笑顔がやってくることを願っている。