DeNA浜口、交流戦3連勝で5勝目 パ球団相手にポテンシャルの高さ示す
ラミレス監督も絶賛「10勝できると言ったが、もう通過点」
「ハマの浜ちゃん」が球団のルーキー史上初めて交流戦3勝をマークした。
DeNAのドラフト1位・浜口遥大投手が14日のロッテ戦で5回1/3を被安打6、7三振を奪い1失点で今季5勝目(3敗)をマーク。交流戦では5月30日の日本ハム戦、6月6日の楽天戦に続く3連勝で、強打者ぞろいのパ・リーグ相手に、ポテンシャルの高さを改めて見せつけた。
初回、先頭・荻野貴、大嶺翔を140?142キロの速球で連続三振。「真っすぐは指にかかって、いい感じで押し切れた。外からのスライダーでうまくカウントがとれ、チェンジアップも振ってくれた。そういう攻めがこれからも出来れば、(投球の)幅も広がる。高城さんがいい配球をしてくれた」と並んでお立ち台に上がった女房役の高城に感謝した。
初球からフルスイングしてくるパ・リーグの打者に対しても「相手どうこうより、しっかり腕を振っていくこと。セ・リーグ相手でもそれをしっかりやりたい」とルーキーらしからぬ、地にしっかり足がついた考え方をしている。そんな左腕に、ラミレス監督も「高城とのコンビネーションがよくて、打者もなかなかアジャストできていなかった。シーズン前に10勝できると言ったが、もう通過点」と折り返し前の5勝目に目を細めていた。
【了】
細野能功●文 text by Yoshinori Hosono