楽天・則本、連続2桁奪三振「8」試合で途絶える 7回6失点8Kで降板
自身の日本記録更新ならず
楽天の則本昂大投手が15日の敵地ヤクルト戦で7回7安打8奪三振6失点で降板し、連続2桁奪三振記録は8試合で途絶えた。中盤まで順調に三振を積み上げたが、6回に3点を勝ち越されると、7回も2失点して降板。自身の持つプロ野球記録の更新はならなかった。
27歳右腕は序盤、奪三振ショーを見せた。初回1死から上田、山田と連続三振に斬ると、2回にグリーン、3回に西田、4回に上田と毎回三振を積み上げた。1-0で迎えた5回にはアクシデントが発生。先頭の雄平にヒットを許し、暴投も絡んで無死三塁とピンチを迎えると、直後、則本の投球がワンバウンドして嶋のアゴ付近に当たり、負傷交代。足立がマスクをかぶった。
則本はここでグリーンを空振り三振に仕留めたものの、大引にスクイズを許して同点に。それでも藤井を空振り三振とし、7個目の三振を奪った。
しかし6回ヤクルト打線につかまる。先頭の西田をヒットで出塁させると、1死から坂口にもヒットを浴びて一、三塁。ここで上田をサードフライに打ち取ったが、山田に四球で満塁とすると雄平に2点二塁打を浴びた。続くグリーンは三振を奪ったが、暴投による振り逃げで4点目を献上した。
さらに7回は先頭の藤井にショート内野安打を許すと1死二塁から原樹の犠打を捕った則本が三塁悪送球。これで二塁走者は一気に生還した。さらに坂口にもタイムリーを許してこの回2失点。則本はこの回で降板となった。この日は7回114球で7安打8奪三振6失点(自責4)だった。
MLBではペドロ・マルチネスとクリス・セール(2度記録)の8試合連続が最高で、則本は前回のDeNA戦でメジャー記録に並んだが、9戦連続2桁奪三振はならなかった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count