メジャーNO1遊撃手が豪快“膝つき弾” 「ベルトレを手本に特大ホームラン」
7-5での勝利に導く決勝弾、MLB公式サイト「ベルトレを手本に特大弾」
メジャーNO1遊撃手のアンドレルトン・シモンズ内野手が、14日(日本時間15日)の本拠地ヤンキース戦で驚異的な打撃を見せた。片膝をついてスイングし、レフトスタンドに叩き込む豪快な決勝2ラン。チームを7-5での勝利に導いた。
5-5の同点で迎えた7回、2死一塁で打席に立ったシモンズは、この試合がメジャーデビューとなったヤンキース右腕ヘレーラの初球のカーブを捉えた。タイミングを外され、完全に泳がされたかに見えたが、右膝をつきながらフルスイング。打ったあとは右手をつくほどバランスを崩していたが、打球がレフトスタンドへと飛び込むのをそのまま姿で見守った。
広い守備範囲、抜群の強肩を生かした圧倒的な守備力でメジャーNO1遊撃手と評価されるシモンズだが、この試合では打撃で存在感を発揮。右膝をついたまま打つホームランといえば、レンジャーズのエイドリアン・ベルトレ内野手の“代名詞”となっているだけに、地元メディアも驚きを隠せなかった。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「アンドレルトン・シモンズがエイドリアン・ベルトレを手本に膝をつきながら特大ホームランを放った」と特集記事を掲載。ベルトレがよく見せるスタイルのホームランであることなどを伝えている。
好調ヤンキースに勝ち越したエンゼルスは、トラウト不在の中で35勝34敗の貯金1として、ア・リーグ西地区2位につけている。抜群の守備力に加え、今季は打率.291、7本塁打、30打点と打撃でも貢献するシモンズの存在は欠かせないものとなっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count