鷹・上林が死球受け悶絶「くっきりボールの跡」 指揮官は慎重姿勢も翌日へ出場意欲
2回に死球を受けたが6回には2点タイムリー三塁打を放った上林
20日に行われたロッテとの練習試合の2回、ソフトバンクの上林誠知外野手が背中に死球を受け、その場に倒れこんだ。幸い大事には至らず、6回には2点タイムリー三塁打を放った。
この日の第1打席、ロッテ古谷の148キロのストレートが上林の背中を直撃した。倒れ込んだ上林のもとに、すぐにトレーナーと平石洋介コーチが駆け付け「動くな」と指示。横になった状態でレガースなどを外した後、ゆっくりと立ち上がって一塁へと歩みを進めた。
試合後は「アイシングを3回やりました」といい、18時過ぎにようやく帰路についた上林は「めっちゃ痛いです。くっきりとボールの跡がついています」とひと言。
それでも直後に盗塁し、栗原陵矢のヒットで二塁から一気に生還した。さらに6回には2死一、二塁の場面で右翼線へのタイムリー三塁打。「やられてばかりではね。いい場面で打てました」と上林。オープン戦から好調を維持しているが「(投球の)コースなりに打っているだけ。フェアゾーンに入れば打球方向はどこでもいい」と貪欲さを見せる。
試合後の工藤公康監督は「明日になってトレーナーから報告を聞いてから」と慎重な姿勢を見せていたが、上林は「腕(手首)じゃないんで」と翌21日の試合出場にも意欲を示した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)